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ロックボーカルのための「本当の太い高音」練習法

      2017/04/30

ボイトレ情報

太い歌声、と一口に言いますが、実際のところ一体どんな歌声なのか、アヤフヤなところはありませんか?

特に高音を太く、というのはロックボーカルにとっては至上命題となるわけですが、これがなかなか難しいわけです。

そんな中、「太い高音」として勘違いしがちなのが、今回学んでいく「froggy sound」 です。「カエルのような音」、という意味ですが…。

今回は、この「froggy」とは一体どんな声なのか、またそれを解消するにはどうしたら良いのか、Ken Tamplin氏の良質なTipsを見ながら勉強していきましょう。

froggyとは

まずは動画内の声を聞いていただくのがいいでしょう。動画内で度々例示されています。

抜けない詰まったような声ですね。いわゆる「喉絞め」のか細い声色ではないので、こういう音色の声を「太い」と思っている方も多いのでは?(ぼくのことです

これはいわく、高音域で喉頭が上がってくるため起きるそうです。

画像のLarynxが喉頭にあたります。いわゆる「喉仏」のあたりですね。
喉頭
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%96%89%E9%A0%AD

これを解消するためには、喉頭を低い位置に保たなければなりません。ポイントは、これが必ずしも「自然な位置」ではない、ということです。「froggy」にで歌いがちな人は、意図的に喉頭を下げ、喉を押しとどめなければならないのです。

一度低い喉頭の位置をマスターすると、リラックスしてできるようになるそうですね。

実際の練習方法

風邪のとき、医者に喉見せることがあると思いますが、まさにそのつもりで、口を開いて発声します。「ah」の発音で、ブライトな声色にし、スケールを練習していきます。このとき、顎を下げ、スペースを最大限広げるように喉の奥を開くようにします。

低い喉頭位置で十分できるようになったら、自然な位置でもトライしていきましょう。

まとめ

froggyを避けて、鼻腔に強い響きを持ったまま発声できるようになることで、喉の位置は安定し、結果音域が変わってしっかり「太い」発声ができるようになります。

洋楽ロック的には、この強い鼻腔の響きがキモだと思います。この声、日本のポップスではあまり聴かないような気がしますが、どうでしょう?

正直、「Froggy」なトーンもぼくは嫌いじゃないです。いわゆる「喉絞め」のようないかにも苦しげな音色ではないので。しかしこの「ah」の響きの持つ鋭さ、倍音成分がハードロック「らしい」太い高音を作るような気がしてなりません。

しかしながら映像をみた感じ、正直「ah」のときのケンさんの喉頭は上がっているような気がします…。あまり喉頭の位置を意識しすぎず、音色を追いかけて練習するのが良さそうです。

そうそう、「太い高音」といえば海外には「ベルティング(Belting)」という方法論があるそうです。地声のまま、強い高音を発声する手法ですね。こちらも一度ご参照いただければ!

ソウルフルな地声の高音発声!ベルティング(Belting)の方法

引き続き研究していきます。
ではまた。