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80’sロックシンガー必見! 広い音域の曲を歌い切るには?

      2017/04/29

ボイトレ情報

80’sメタルの楽曲の特徴といえば何と言っても鋭いハイトーンシャウトですが、ヴァース部分は結構音が低かったりして、曲中でかなり広い音域を使用することが求められます。

本日はロック歌唱の伝道師Ken Tamplin氏の動画で、そんな80’sメタルの歌唱方法を学んでいきましょう。Let’s Rockin’ !

チェスト、ミドル、ヘッドを安定して使い分けるには

今回のデモンストレーションは、tamplin氏自身の作による「straight between the eyes」という曲です。

ブルージーなセンスを持ちつつ、ボーカル的にはチェストからヘッドまで満遍なく使う、まさに80’sなロックソングですね。

今回のテーマは、「いかに声区をスムーズに超えてロックするか」といったところでしょうか。今回のデモでも、ヴァースは結構低めですがコーラスでヘッドのシャウトがキメられています。

実際、単発でヘッドボイスでのシャウトの発声ができたとしても、曲間でうまく声を切り替えるのは難しいです。

この声区を跨いだ発声に関しまして、Tamplin氏は「ポイントは、低域をヘヴィに歌い過ぎないようにボイスマネジメントすること」的なことをおっしゃっています。

ハードロックはパワフルに歌わねば、というドグマがあるので、ついつい力一杯歌いがちですが、ボトムを重く歌うと、低域に引っ張られて声区を超えてハイトーンを歌うのが苦しくなります。
低域から中域をリラックスして歌うことで声区間の移動を容易に保つことで、ハイトーンのシャウトや、ブルージーな歪みサウンドなどを加える余裕が生まれてくるようです。

まとめ

今回の動画で感じたのは、「広い声域の声が出る」というのと、「広い声域を使った歌を歌いこなせる」というのは別モノのだ、ということです。

例え平時にヘッドボイスでA5の発声ができても、曲中では低域に引っ張られて喉のフォームを変換できず、シャウトが決まらない、というのは往々にしてあるような気がします。つねに暑苦しく陽気にロックしてそうなイメージとは異なり、冷静なコントロールが80’sメタラーには求められるということでしょうか。

なお、Tamplin氏の80’sメタル編は数パートあるそうなのでまたいずれ取り扱っていきたいと思います。

ではまた。