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噂の歌声調整!整体の永井(@voicefacebodyca)さんの施術を受けてきました。

      2017/04/29

ボーカルライフ

乾燥と寒さのダブルパンチのこの季節がやってきて、歌を歌う人にとっては色々厳しくなってきましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか。

ぼくはといえば、そんな季節のせいか、ここ最近イマイチ声が出ないなあ…とモヤモヤして暮らしておりました。

そんなこともあり、先日、整体の永井(@voicefacebodyca)のお世話になってきました。永井さんは「声の調整」をメニューに掲げられている数少ない整体師さんで、以前より施術に大変興味があったので。

さて、今回はそんな整体の体験レポートを記していきたいと思います。

なぜ、「声の調整」?

永井さんは、キャリア20年にも渡るベテランの整体師さんです。ですので、元々は広く一般的な整体を行っていたようです(ですので「肩こり、腰痛に…」といった通常の整体メニューも勿論あります)。

転機となったのはあるときの施術だそうで、脳性まひで声が出ないという方の施術をし、コリをほぐすことで発声を容易にすることができたという経験から、発声とコリの関係性に着目し、現在のようなサービスをはじめたのだとか。

ここ数年では、縁あって伊東歌詞太郎さんら歌い手さんの施術を行うようになり、より音楽方面での「声の調整」を行う例が増えてきているようです。

今回の目的

僕の課題感としては、やはり裏声含め柔らかいトーンの声が出ないということでした。歪みの効いた硬いトーンでしか歌えないため融通が利かず、またそのためか喉奥、うなじに響くような発声を苦手としていました(文字で伝わるのかこれ)。そのせいか、G5以降のシャウトがイマイチ得意ではありません。

そんなあたりのことを話した上で、施術を施していただきました。今回、行って頂いた施術は大きく2点です。

うなじ、鼻腔、おでこ、胸といった、各共鳴腔の調整

喉周りの筋肉の調整

各共鳴腔の調整

永井さんいわく、「筋肉のコリが響きを阻害する」そうです。アコースティックの楽器をやる方はわかるかと思いますが、木の含む水分や素材の硬い・柔らかいで大分響きが変わりますよね。それに似たようなことだとか。

ゆえに今回の施術では、頭、首裏、うなじ、肩、胸…といったあたりのコリを丁寧にほぐして頂き、より「鳴る」体の調整を行っていただきました。

施術では、まずハミングで各所の共鳴腔に音を当てるよう言われました。それに合わせて筋肉をほぐしていただくと、その辺りが確かに「鳴る」ように感じられてきます。ほぐされるうちにだんだんと鳴りが感じられるようになってくるこの体験、とても不思議な感じがしましたね。

喉の周辺の筋肉をほぐす

前述の通り、ぼくには「裏声、柔らかい声が出ない」という悩みがありまして。永井さんには、ゴリゴリのロック歌唱の影響で、甲状軟骨が奥に入り気味になっているのではという仮説をいただきました。そこで今回は、その甲状軟骨が前面に出て来やすい調整を中心に施術していただくことに。こうすることで、甲状軟骨の可動性があがり、声帯のコントロールがしやすくなるのでは、とのことでした。

こちらも、ぼくは声を発しながら、周辺の筋肉をほぐしていただきました。結果、これぞ裏声、みたいな声は技術不足かやっぱりでないんですが、息漏れのある声とタイトな声、声帯の閉鎖具合が非常にコントロールしやすくなったように思います。

実際、発声への影響

気になる発声への影響ですが、ぼくの体感としては、「絶好調時の歌が歌える」という感じです。試しに、鬼畜ハイトーン曲でおなじみ、Steelheartの「She’s gone」を施術の次の日に歌ってみました。こちらを以前歌ったものと聴き比べてみて下さい。

<以前>http://nana-music.com/sounds/015c84a5/
<施術後>http://nana-music.com/sounds/020c3ead/

うん、施術後、調子乗ってやりすぎたね…。ただしかし、以前歌っているもの(普通時のコンディション)に比べて、サビ前の上昇スケールなどがスムーズに声区移動できているのが伝わるでしょうか。音源では伝わりにくいかもですが、幾分声の響きも豊かに感じられます。

施術全般に関して

よくある整体のイメージとして、「痛い」というものがありますが、特にバキバキやられるとかそういうことはありません。喉周りは極めてソフトに扱っていただけますし、各共鳴腔のあたりの筋肉等への指圧も程よく気持ち良いです。ただし、社畜の宿命で凝りに凝った肩への指圧、これはめちゃくちゃ痛かったです笑 「僕の肩、こんなくたびれていたんだ・・」ということに気づかされました。

ぼくは整体を受けた経験が他にないので比較はできませんが、何かが憑依したかのように施術に入り込む永井先生の施術は独特の迫力があります。苦手な人は苦手かもわかりません。ぼくは秘術が施されている感があって好きですね笑

とにかく体が鳴る感覚は衝撃的です。今まで随分とスポイルされた状態で歌っていたんだなあと。

ギタリストがギターをリペアに出す感じと似ているかもしれません。リペアに出せば、ギターの演奏性や鳴りが良くなって帰ってきますよね?あんな感じです。あちらこちらほぐされて調整されて…とギターの気持ちも味わえます笑

ぼくは今回、興味本意でお伺いしたのですが、重要なコンサート・ライブやレコーディングなんかを控えているシンガーの方々も調整がてら活用してみてもよいかも、と思いました。

整体の永井さんのご連絡先↓


鳴りのいい体を手に入れたところで、練習せねば!
ではまた。