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スティーブ・ペリー(Journey)の歌い方

      2017/04/29

ボイトレ情報

来日公演をしたり、WBCで「Separate ways」が使われていたりと、最近聞く機会が多いのがジャーニーというバンド。ぼくも大変好きで、演奏、楽曲とも素晴らしく無限に聴けます。

このバンドの伝説的フロントマンといえば、全盛期に在籍したスティーブ・ペリーその人です。ハスキーで中性的な甘い高音が魅力的ですよね。一体どうやったら彼のように歌えるのだろうか・・・そう考える方も少なくないはずです。

そこで本日は、ボーカルコーチとしておなじみのケン・タンプリンさんによる「Separate ways」のカバーを聴きながら、スティーブ・ペリーの歌唱方法について考えていきたいと思います。

スティーブ・ぺリーの声のルーツ

ジャーニーの中でも最もヘヴィな曲の一つであろう「Separate ways」を歌ってくれています。WBCのテーマソングになっているので、やたらと耳にすることが多い一曲です。しかし相変わらずクソうまい…。

ケンさんは、「スティーヴ・ペリーはR&Bやソウルを聴いて育ったシンガー」だとおっしゃっています。 サム・クックなどの影響を受けているそうですね。「A change is gonna come」を聴いてみてください。

つぎに、Journeyの「Lovin’ Touching’ Squeezin’」をきいてみましょう。

・・・確かに、よく似ています。
スティーブはキャリアの後年、声が出なくなりますが、ケンさんの見立てによると、軽い声を志向するスティーブには、ヘヴィな声で歌うためのサポートメカニズムが備わっていなかったことが原因なんだそうです。

ケンさんの教室では、まずR&B的な軽い声からはじめ、徐々にヘヴィに歌えるようにスタミナをつけていくトレーニングをしているそうです。…まあ、ここから先は有料、というやつですね。

まとめ

スティーブ・ペリーらしさのキモはR&B的な軽い声

「Separate ways」が歌いたければまず最初に軽く、そして徐々に重くしていく

世間一般には「ノドに悪い」とされるスティーブの歌い方ですが、適切なトレーニングを得ることで持続的に歌えるとのこと。ほぼ同じような歌い方の現ボーカル、アーネル・ピネダは何気にもう10年近く在籍していますが、今なお絶好調ですしね。

また、いかに声にスタミナをつけていくか、という視点も重要に思います。具体的なトレーニング方法は示されておりませんが、ケンさんのように様々なジャンルの歌を色々な声のアプローチで歌う、というのはとてもヒントになりそうな気も。ぼくもがんばろう。

ではまた。