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ディストーションボイスとは一体何なのか、簡単に解説してみた

      2017/09/16

ボイトレ情報

にわかに「ディストーションボイス」という言葉が話題になっています。どうやら、ジャニーズきってのラルク好き手越祐也さんがNEWSの新譜で大分ロックに傾倒した歌唱をするらしく、その中で「ディストーションボイス」が使われているようなのです。

ちなみに、googleで「ディストーションボイス」と検索すると割と上位に当ブログが出てくるんですが、出て来る記事が初見の方にはあまりにもわかりにくい感じになっていたかもなあと思いまして。
なので、「ディストーションボイスとは何か」ということについて、ごく簡単にぼくの思うところをまとめてみました。

ディストーションボイスとは

いろんな人がいろんな使い方をしていますが、ぼく的には歪み(ひずみ)が乗った乗った状態の声のことだと思っています。がなり声、しゃがれ声、ダミ声、唸り声…などというとイメージしやすいでしょうか。いわゆる「キレイな声」とは反対の、ノイジーでザラザラした感じの声です。

また、このディストーション、ロックの世界ではよく使用される歌声ですので、おそらくは誰もが一度は耳にしたことがあるのではないかと思います。特に、ブルースを根っことした海外のロックシンガーの多くはこの声を使って歌っています。日本でも、たくさんの歌手が使っていますし、桑田佳祐や、最近だとワンオクのtakaなどは多用しているイメージがありますねー。

ディストーションの効果

さて、このディストーションボイスですが、なぜ多くのロックシンガーがこの声で歌うのでしょう?

参考までに、ぼくの下手っぴなデモで恐縮ですが、LOUDNESSの「LIKE HELL」という曲をディストーションあり、なしで歌い比べておりますのでご確認下さい。

ディストーションなし

ディストーションあり

聴き比べてみると、ディストーションなしに比べて、ありの方が太く、力強く感じられませんでしょうか? 荒々しく、熱量が感じられるのも、どちらかといえばディストーションありの方ではないかと思います。そう、ガッツリアツくロックを歌うのに、ディストーションは他とない武器なのです!

ディストーションはノドに悪い?

「ディストーションボイス、かっこいいけど凄くノドを痛めそう…」そう感じた方も少なくないかと思います。もちろん、闇雲にやるとノドを痛めることになります。
が、多くのロックシンガーがディストーションボイスで歌いながらツアーを回ったりしているわけで、適切な訓練を積めば、声を枯らさずに持続的に歪ませながら歌うことができるようになるといえます。そう、イメージと違って、そこまでノドに負担のかかるような発声ではないんです。

ノドを傷めずにディストーションするには、「仮声帯」または「口蓋垂」の辺りで歪みを得ることが良いとされています!「カリセイタイ?コウガイスイ?一体何なんだ…?」という感じですが、もし、チャレンジされたいという方は以下のエントリーが参考になるかもしれません。

喉を傷めないがなり声の出し方

ジェイムズ・ヘットフィールド(metallica)のような歌い方

トライする際は喉を傷めないよう、気をつけながらやりましょう!

まとめ

ディストーションとは、「歪み」のこと

声の歪みによって、ロックの熱量を表現

ディストーションは訓練次第でノドを痛めずに発声可能

手越さんの新曲、俄然興味が湧いてきました。ギターには元メガデスのマーティ・フリードマン先生が参加する曲もあるそうなので、やはりメタルなんでしょうか…。


NEVERLAND(通常盤)

新譜が売れに売れて、地上波でディストーションボイスの文字列が踊るその日を心待ちにしています・・・!
ではまた。