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お金をかけずにnana musicで歌をキレイに録音する方法をまとめました

      2017/09/16

ボーカルライフ

nana musicというアプリ、気づけば地味に一年近く続けていました。基本的に投げ出しがちな自分の性格を鑑みると、これは凄いことだなぁと。

さて、1年ほどやっていると、下手なりにコツなんかも見えてくるわけで。
本日は、そんなnanaにおける、ちょっとした「録音のコツ」的なものをシェアしたいと思います。
ちょっと長いですが、どうぞお付き合いくださいませ。

ぼくの機材()

  • 昔使ってたiPhone(4S)
  • イヤホン

これだけです。機材と呼べるようなものはなにもありません。あとはWi-Fi回線くらいですね。

貧しい・・・。とはいえ、意外とiPhoneの内臓マイクが良いんです。下手に安いマイク&安いインターフェースを使うより良い音で録れるんじゃないでしょうか。

イヤホンに関しては、オケの音がちゃんと聞こえるものであれば十分だと思います。
ただ、iPhone付属のイヤホンには注意しましょう。このイヤホンにはマイクがついていて、これを使って録音すると、そこから音を拾ってしまいます。恐らく、イヤホンマイクより内臓マイクの方が性能が良いので、マイク機能のないイヤホンを別途用意した方がよいかと思います。

ちなみにぼくはAndroidユーザーなんですが、アプリの仕様のせいなのか本体のマイクの性能のせいなのか、Androidではどうもうまいこと録れませんね…。なので、この記事は基本的にiOS版で話を進めていきます。すみません。Androidユーザーの方は本記事の最後の方で少しまとめてみたので、よければご参考にどうぞ。

録音のコツ

では早速、音を録っていきます。
伴奏を探して、録音ボタンを押すだけです。シンプルですね。
とはいえちょっとの工夫で、よりキレイに録音することが出来ますよ!いくつか、ぼくが意識していることを以下に記していきます。

十分に声を出せる環境で録る

実は、一番重要なのは「録り方」というより「録る場所」なんじゃないかと思っています。
音量を出さなくもちゃんと音を拾えるnanaですが、声抑えているなーという感じは音源でも伝わります。あと後述しますが、大きい声で歌うことは、実はノイズ対策にもなるんじゃないかなと思っています。
ということで、ご自身が気持ちよく歌える音量で歌える環境を探しましょう。

言わずもがな、コスパ最強は家で大声で歌うことです。

とはいえ、家族や隣人との関係などを気になり声を張れない場合もあるかと思います。当然、当サイトでは壁ドンの責任は負えません…。
その場合は、カラオケやスタジオでの録音になるかなあと思いますが、カラオケで録る場合は、他の部屋からの歌声や空調の音などノイズ要因がたくさんあるので、ちょっと難しさがあるかもしれません。

例えば、↓はカラオケで録ったものですが、イントロ部分などで「サー」というノイズを大分拾っているのがわかるかと思います。


一方、同じ日に同じカラオケで録ったものでも、ヘヴィメタルな↓はあまりノイズが気にならないんじゃないかと。


とまあ、とにかく絶好の録音スポットを見つけ出すことがまずは大切かと思います!

録音レベル設定は「できるだけ大きく」

さて、場所が決まったら早速歌を録っていきます…とその前に、まずは録音レベルの設定です。
nanaでは、マイクの絵の下のツマミを動かして録音のレベルを設定することが出来ますが、ここでのコツは「音が割れない最大限の大きさで録る」ことです。

nanaの公式に詳しい説明があるんですが、「大きい音量」で録って、後工程の「ミックス」でトラックの音量を小さく設定することで、相対的にノイズの音量を小さくできるんです。先ほど、「わりと大きい声でのレコーディング」を推奨したのも、こういう理由からですね。

適切な音量で録音し、録音後にエフェクト画面のフェーダーで調整した場合、環境音やノイズが小さくなっているのがわかると思います。
綺麗に録れる録音レベルを設定しよう | nana

一番音量がでるところでバーの色が黄色で収まるくらいが適正のレベルだと思われます。
ちなみに、ぼくの設定は大体このあたりになっています。

結構大きい感じがしますが、後述のマイクの位置を意識すれば、意外と音割れしないですよー。

マイクの位置を意識

今度こそ歌を歌っていきます。

まずは持ち方です。iPhoneの内蔵マイクは本体の下部にあります。ここがマイクの正面だと思われますので、以下のように持って歌います。

ちょっと変な感じもしますが、そのうち慣れるかと…。後、図がシュールなのは気にしないでください。

この際、iPhoneは口から15-20cmほど離しましょう。静かに歌うときは近めに、大きい声で歌うときは遠めに、といったように、歌に合わせて臨機応変に動かしながら録っていきます。

また、録音の際に一番気になる「音割れ」についてですが、これの要因の多くは歌の音量そのものよりも息がマイクに入ってしまうことによるノイズなんではないかと思っています。これに関しては、マイクを少し口の平行線からずらし、角度をつけて歌うことで息が入り込むことをだいぶ避けられますよ。

リテイクの目安は「4回」

リテイクはなるだけしましょう、良い練習になる気がします。一発録りはよほど上手くない限りは避けておいた方が無難かと思います。
とはいえ、何十回リテイクしてもうまくいかないという場合は、まだ歌に入りきれていないので、諦めて比較的出来の良いテイクで進行するか、その日の録音は諦めてもう少し練習しましょう。
ぼくの敬愛するアイアンメイデンのシンガー、ブルース・ディッキンソンがなんかのインタビューで言っていたんですが、レコーディング時一番良いテイクがでるのは大体4テイク目だそうです。オケの環境に慣れて、声のアップも完了、そして一番集中力があるのがこの辺ということでしょうか。個人差があると思いますが、ご参考まで。

ミックスのコツ

無事録音が済んだら、録った音と伴奏のミックスをしていきます。
とはいえ、nanaでできることは、「音量の調整」と「エフェクトの選択」のみです。
が、こちらも少しの工夫で、音源としてより聴きやすいものになる気がします。

録った歌は「気持ち小さめ」でミックスする

iOS版では、録音したトラックの音量を上げ下げすることでボーカルと伴奏の音量を調整します。

nanaでは、伴奏に対してボーカルがやや大きい音源が多い気がします。歌声を聴かせたい気持ちはよくわかりますが、そこを抑えてボリュームを少し絞ってあげると、もっと音源としての完成度が高まりますよー。先に記した通り、ノイズ対策としてもアリですね。

この辺はジャンルや伴奏の音量にもよるので一概にはいえませんが、ぼくは大体このあたりで設定しています。

もし適正音量がわからなくなってしまった場合は、一度改めて原曲を聴いて、比較してみるのも良いです。

エフェクトは 「Echo(in studio)」が無難

エフェクトには好き嫌いがありますが、軽いエコーは声をオケに馴染ませる効果がありますので、特定の効果を狙わない限り「Echo(in studio)」を常用してます。

グランジで生々しさなどの効果を狙う場合はエフェクトなしにしました。あとはデスボイスの場合もエフェクトなしでしたね。


ほかのエフェクトは余り使ってませんが、80年代初頭感を演出するのに「Chorus」エフェクトが良いなあ、思っています。

あと、Sunshineエフェクトは高域が強調されスッキリした感じになるので、モダンなラウド系には合いそうな。

有料エフェクトは手を出していないのでわかりませんが、目的を持って楽しく使えればよいと思いますねー

まとめ

iPhone用にマイクやオーディオインターフェースなど↓みたいなものが色々と売っていますが、ことボーカルに関してはスマホでできることをやり尽くしてからでも遅くないと思います。


TASCAM マイク ギターインターフェース iPad iPhone iPod touch用 iXZ

「My new gear…」やりたい気持ちもわかりますが笑、「あるもので工夫する」というのもなかなか楽しいもんですよ!

あとはまあ、とにかく「すぐ完成させられる」というのは魅力ですね。ぼくがDTMを投げ出したときは、こだわりが過ぎてまず音を「完成」させられなかったんです。下手でもとにかく完成させるというのは前に進む大きな力になっている気がします。

あくまでぼくのやり方なので、「ここはこうした方が良い」などあれば是非教えてくださいね。
何かのご参考になれば幸いです。
ではまた。

2017/5/21追記

いつの間にか実装されていた、「ミュート」と「モニターON/OFF」の機能、便利ですねー

「ミュート」は文字とおり声が入らないようになるので、イントロ部分など余計な音を加えたくないところで積極的に使っていきましょう。歌が始まっても解除するのを忘れ歌が全く録れていなかった…なんてこともやりがちなので、そこは注意で笑
「モニター」に関しては、自分の声の返しの有無を変更できます。ONのときイヤホンから自分の声が聴こえるので基本はそれでよいのですが、伴奏によっては自分の声でかき消されてしまい、どこを歌っているのかわからなくなってしまうので、その場合はOFFにして歌うと良いかもです。

nana運営さま、これからも良きアップデートを期待しております…!

Android版での録音について:2017/9/10追記

前述の通りAndroid版ではアプリの仕様のせいかあまり上手に録れません。(手持ちのNexus5Xでしか試していないので、他のAndroidユーザの方がいらっしゃいましたら是非情報共有願います)。
ですが少しノイズをカットする方法を見つけました。
Android版アプリの左メニュー欄から、「設定」→「録音設定」→「ノイズ軽減」を選択。

コレで録音してみると、iOS版には劣るものの、音質がいくらか改善致しました。Androidユーザのかたは是非試してみてくださいね! …それでも納得できない!という方はいっその事iPhoneを買ってしまいましょう、型落ち品ならそこそこ安いですし。「お金をかけない」がテーマなので、まあ、元も子もないですが…


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